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「ごめん糸川。 俺が飯誘ったって加山に話したら、暴走しちゃって…」 加山を引き離しつつ説明すると、合点がいったのか、糸川が頷いた。 「で、いいよね?」 俺を押し退けて加山が言うと、糸川がまた頷いた。 マジか? 「じゃあ、どこで食べようか?…教室?それとも中庭とかどぉ?」 俺が呆然としている間に加山がどんどん話しを進めていた。 しかも独断で。 「んー…中庭行こっか!今日天気もいいし。」 糸川は、加山の勢いに押されたまま、コクコクと頷いた。 「ほら、修もお弁当持って、行くよ!」 「あ、あぁ」 糸川の手を引っ張って歩く加山に置いて行かれない様に着いて行く。 もう、とりあえず加山に仕切ってもらう方が、糸川と仲良くなれるきっかけが作れる気がして…。 情けねぇけど、仕方がない。
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