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そんな仕種もかわいくて。
気付けば、糸川の頭をポンポンと軽く触れていた。
「修、那緒ちゃん固まってる」
加山の声に、糸川を見れば、恥ずかしそうに俯いていた。
「わりぃ…。」
慌てて手を引っ込めた。
「那緒ちゃんはかわいいよね…」
加山が少し悲しそうに呟いた。
「…何かあったのか?」
そういえば、加山いつも誰かとご飯食べてたはずなのに、妙なテンションで、俺らと飯食ってるし…。
誰かと喧嘩でもしたのか?
「…いや、言いたくないなら聞かねぇけど…」
「ははっ。いやぁ…私って可愛いげないなって思っただけ」
「加山?」
「ちょっと彼と喧嘩したんだけど、可愛いげないなって言われちゃってさ…。」
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