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「あれ?糸川?」
「ん?あぁ、本当だ」
休みに同じクラスの竹内の家に遊びに行く途中、小さな女の子を連れた糸川を見つけた。
「糸川の家ってこの辺なの?」
竹内に聞いてみる。
そういえば、糸川がどこに住んでるのかも知らなかった。
「あぁ、確かこの辺だったと思う。」
「中学同じだったの?」
「同じだったよ。クラスも確か一緒になった事もあるけど、話した事はないな。」
「へぇ…。
あ、ちょっと、待ってて」
竹内に告げて、糸川
が入って行った公園に向かう。
見渡すと小さな女の子を滑り台の下で見守る糸川がいた。
「なっちゃん、ちゃんと座らないと危ないよ」
「はーい」
小さな公園なので、話し声が聞こえて来た。
女の子は元気よく返事して滑り台を滑り降りて来て、再び階段を登りだした。
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