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竹内の家に行った日、俺の気持ちもバレバレになったせいか、竹内は小学校と中学の時の卒アルを見せてくれた。
糸川は集合写真でも個別のでも俯いていた。
楽しそうにしているみんなからは少し離れている写真が少しあるくらいで、今と同じで自分の存在を気付かれない様にしている感じがした。
いつもの様に席に座り本を読んでいる糸川を見る。
今日も朝「おはよう」と声をかけた。
糸川は、いつもの通り、俺を見てから頷いた。
この前、公園で見た普段の糸川を少し期待していた俺は少なからずがっかりしたけれど、それは仕方ない事だと思い直し、
「なっちゃん可愛いね」
と話しかければ、少し間が空いてから頷いてくれた。
俺は糸川に微笑みかけてから自分の席へと向かった。
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