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「もぉ、ダメダメじゃん!
せっかく私がきっかけ作ってあげたのにっ!」
頼んでねぇけど…。
「今、攻めないでいつ動くつもり?
ガンガン行かないと、進まないよっ!
のんびりしてる内に誰かに持ってかれるかもよ?」
「ガンガン攻めたら、ドン引きされるだろ?
相手を見て言えよ…。」
今度はこっちがため息混じりに言えば、加山は目を吊り上げた。
「はぁ?何言っちゃってんの?那緒ちゃん、他の誰より、修に心開いてるのに。」
「……」
加山の言葉が本当なら嬉しい。
確かに、慣れてきてくれているとは思う。
ただ、加山が言うみたいにガンガン攻めるんじゃなくて、少しずつ近付けたらいいと思っていた。
「まぁ、今日もお昼誘ってみるよ」
加山を宥める様に言うと、加山はうんうんと頷いた。
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