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「じゃあ、今日も中庭で」
加山が当然の事の様に告げる。
「…は?お前、彼氏と仲直りしたんだろ?」
「うん。だから今日は真人も一緒に」
真人とは加山の彼氏だ。
「…見せ付けたいだけかよ。」
ため息混じりに言えば。
「まぁ、那緒ちゃんに紹介したいし、二人だと会話続かないでしょ?」
続かないも何も、一方的に俺が話すだけだし…。
「それと、那緒ちゃんに、他の男子とも慣れて欲しいから」
「は?」
何で、他に慣れないといけない訳?
「ぶっ!めっちゃ不満そうな顔っ!」
俺の気持ちが思いっきり顔に出てた様で、加山が大笑いした。
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