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席に戻ると、にやけ顔の加山が待ち構えていた。 「で?」 「OKだって。」 「じゃあ、私も誘って来よっ!」 休み時間もあとわずかだというのに、意気込んで教室を出て行く加山。 加山の彼氏は隣のクラスだからさほど時間はかからないけれど…。 少しの時間でも会いたいって感じ。 こういう時は、加山も女の子なんだな…と思うんだけど、普段のざっくばらんな感じは男友達と変わらない。 まぁ、俺の前で女全開な加山は想像すらつかないんだけど。 彼氏の前では、やっぱ違うのだろう。 チャイムと共に教室に戻って来た加山はご機嫌だった。 。
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