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そんなやり取りを見ていた糸川がクスクスと笑う。 「那緒ちゃんは?」 ニッコリ笑って加山が糸川に聞いた。 当の糸川は、質問の意味が分からないのか、首を傾げていた。 そんな仕種も可愛いな…。 何て思ってる場合じゃない! 何て質問してるんだよっ! 俺の気持ちもお構い無しに加山が糸川に詰め寄る。 「那緒ちゃんにとって、修ってアリ?ナシ?」 無いって言われたら俺、どうすりゃいいんだよ? 怖いけど聞きたい。 糸川を見れば、目を見開いて、驚いた顔をしていたかと思えば、俯いてしまった。
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