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「糸川さん、おはよー」
「あ、おはよ…。」
朝、教室に入ると挨拶を交わす糸川がいた。
最近は、クラスのみんなにも返事が出来る様になった様で、話しかけられてる場面をよく見かける様になった。
「糸川、おはよ」
「おはよう、修くん」
糸川に挨拶すれば、微笑んで挨拶を返してくれた。
「あ、いとちゃん、おっはよー!」
糸川に癒されていると、背後から抱き着いて来たヤツに邪魔された。
「ウザイ…矢口…。
てか、いとちゃん?」
「うん。糸川だから、いとちゃん。
可愛いでしょ?」
糸川に向かってにっこり話す矢口。
「…つーか、暑苦しいから、いい加減離れろ」
糸川に馴れ馴れしく話しかける矢口にムカついて、きつく言い放てば、ヘラヘラ笑って、俺の横に並んだ。
「何?」
動こうとしない矢口に聞けば
「え?俺だって、いとちゃんと仲良くなりたいし…。
修といれば、もっと話してくれるかなー…って。」
マジか?
そう言えばコイツ、前、糸川に好きなヤツいるかとか聞いてたよな…。
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