6/19

454人が本棚に入れています
本棚に追加
/101ページ
背後から声が聞こえて振り向くと、野田がこちらに歩いて来た。 「おぉ、野田じゃん。加山、迎えに来たの?」 軽い感じで問えば、俺の隣に腰を下ろしながら、呟く。 「んー…、まぁ?」 どっちだよ。 当の加山は、野田の事は完全無視して、糸川に、話しかけてた。 加山と、野田を見比べる糸川。 「由香ちゃん?」 糸川の言いたい事が分かったのか、加山が頭を振った。 「何かしたの?」 野田に聞けば、溜息とともに「たいした事じゃない。」と言う野田。 それを聞いた加山がキッと野田を睨みつけた。
/101ページ

最初のコメントを投稿しよう!

454人が本棚に入れています
本棚に追加