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背後から声が聞こえて振り向くと、野田がこちらに歩いて来た。
「おぉ、野田じゃん。加山、迎えに来たの?」
軽い感じで問えば、俺の隣に腰を下ろしながら、呟く。
「んー…、まぁ?」
どっちだよ。
当の加山は、野田の事は完全無視して、糸川に、話しかけてた。
加山と、野田を見比べる糸川。
「由香ちゃん?」
糸川の言いたい事が分かったのか、加山が頭を振った。
「何かしたの?」
野田に聞けば、溜息とともに「たいした事じゃない。」と言う野田。
それを聞いた加山がキッと野田を睨みつけた。
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