【第三章】ミッドカオスvs日本国②

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「クソがッ!!何だコレは!!」 ついに驚愕が怒りへと変わる。 圧倒的な理不尽。 圧倒的な力の差。 展開が早すぎて頭の回転が追いつかない。 どうすれば皆を助けられるのかーー。 それを思考する時間が足りない。 どんな状況でも相手の居所を正確に掴み、自然現象をも操って雷を発生させるなど、まるで神のような所業だ。 肉体能力のみで立ち向かう自分たちでは、到底太刀打ちできない。 勝てるイメージが浮かばない。 そして、 雷は再び降り落ちて、残った仲間をも消し炭に変えた。 もう目に見えて残っているのは恭司たちだけだ。 他の人間たちは皆散り散りになり、どこで何をしているのか分からない。 この短時間で、たった3回の攻撃で、日本国民はその半数以上が死に絶えたのだ。 他に残っている者もまだ何人かいるだろうが、雷が3回も連続して落ちた影響で煙が立ち込め、とても確認することなどできない。 声を出して居所を知らせれば良かったのかもしれないが、この急展開で皆混乱し、正常な判断など誰も出来ていなかった。 状況が、やり方が、戦力が、何もかもあまりに違い過ぎる。 向こうは一方的にこちらの居所を把握していて、こちらからはその姿すら拝めていないのだ。 そこに、 雷という高火力の遠方攻撃を意のままに放ってこられては、もう成す術が無い。 とりあえず逃走しか選択肢がなく、避けることも防ぐことも反撃することもままならないこの状況は、正に地獄と言っても差し支えなかった。
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