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(;><)「危なかったんです……!」
息を切らして教室のある北棟の階段を駆け上がり2-Aの教室へ飛び込むと、真っ暗で何も見えませんでした。それから手探りで電気のスイッチを押し、僕の席へ向かいます。
( ><)「ん、あったあった」
穴埋め式の問題がぎっしり書かれたプリント。見なかったふりをしたいけれど、明日また怒られるのだけは嫌なんです!
( ><)「それにしても……」
静か。校舎の外の景色は暗く、明かりが見えるのは部活動で利用されている体育館やプール、南棟にある理科室や音楽室くらいでしょうか。学校に戻る前に見上げた北棟は真っ暗だったので、きっと部活動生以外は帰っているはずです。
( ><)「……こわ」
早く帰ろう。電気を消して教室を飛び出した僕は、誰かにぶつかりました。
(;><)「い、いたた……」
僕の顔に懐中電灯の明かりが向けられ、相手の顔を見ることが出来ません。手を顔の前にかざしながら見ると、そこにいたのは
(;´・_ゝ・`)「や、ごめんごめん」
間の抜けた顔をして頭を掻く、数学の盛岡先生でした。
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