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肩が触れるのを出来るだけ避けようと、彼との距離をとる。
濡れる右肩。
それに気付いた彼はギュッと、あたしの右肩を抱いて、
「あんまそっち行くなよ。濡れてんじゃん」
なんて真面目な顔で言う。
近い。
こっちを向いたら、彼の吐息があたしの顔にかかる。
きっとあたしの息も、彼にかかってる。
そんな考えたら、顔が段々と熱を帯びるのがわかる。
近い。
触れる左肩。
何だか熱を帯びてる。
あたし‥‥おかしい?
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