プロローグ

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  「ふふん! 跡形もなく消滅しやがったぜ!!」 技を撃ち出したあとに残ったのは巻き上がった砂ぼこりと、技の衝撃で砕けたアスファルト。確かにそこには、男の姿は無かった。だがそれもそのはず、何故なら……   「がはッ!?」   男の正体はワーム、彼はクロックアップして影山の攻撃をかわしたのだ。 男は両腕を青色のハサミに変え、影山の首を掴み、持ち上げる。 「は、放せ!!」 なんとか逃れようと、抵抗する影山だが、両腕はハサミを掴むので精一杯、脚をバタバタさせることぐらいしか出来なかった。  
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