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奈(なに…私このまま死んじゃうの……それだったら…私の人生最悪だったな……もっと普通に暮らしていたかった…もっと友達がほしかった……もっと………もっと………)
??「起きてください!」
??「やっぱり死んでんじゃねぇーか?」
??「歳!!そんな縁起でもないことをいうんじゃない!!」
??「す、すまねぇー」
??「起きろ……」
奈(なんですか………五月蠅いですね…)
奈「……っ」
??「あ!気がつきました?大丈夫ですか??」
奈「……うぅ」
寝返りをうつとそこには現代では有り得ない格好をしていたのだ…
奈(!?…袴に刀!?しかも極めつけに……丁髷ぇぇぇぇ~)
私は心の中でこれでもかっと言うくらい叫んだのだ。
奈「……どう…なってんの……?此処……どこ???」
疑問がすごくあって頭が爆発しそうだ。
??「あっ!そうそう此処は…新選組の屯所ですよ!」
満面の笑みでそう言った彼に?を飛ばしまくっていた。
(新選組……どこかで…)
私が頑張って知恵を絞り出しているときクールな方が話しかけて来た。
??「何故に彼処に居た……お前は何者だ……」
奈「えっと……私は水瀬奈々美です……ところであなた方は……??」
沖「あぁ!そうでした!!私は沖田総司って言うんです!よろしくお願いしますね奈々美さん!!!」
斎「……斎藤一だ」
奈(斎藤さんに……沖田さん…どっかで……!?)
奈「!?……あぁぁぁぁぁ―!!」
「「「「!!?」」」」
そこにいた全ての人物はびっくりしたように私を眺めていた。
奈(ま、まままさか……私タイムスリップしたってこと!?現実的にあり得るの!??)
??「おい…てめぇーうるせぇーんだよ!!」
??「まぁまぁ歳、落ち着くんだ。えぇ水瀬君…少し話を聞いて構わないか?」
奈「歳…って………土方歳三……」
「「「「!!!???」」」」
カチャ
奈「!?……」
土「なんでてめぇが俺の名前を知ってる」
ギロリと睨みを聞かせながら聞いてくる土方に私の背筋は一瞬震えた……
奈(流石あの…鬼副長と呼ばれただけのことあるなぁ…さて…どうしようかな………一か八かで正直に未来から来たことをはなすか……)
奈「実はと申しますと……私…約150年先の未来から…来たんです……」
「「「「…………」」」」
その場に居た人全てがポカンとしていた。
奈「あの………」
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