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いつまでたっても痛みが来ない……それより自分の体に温もりを感じお腹に何かがまわっている。
思わず後ろを振り返ると先程“高瀬”と呼ばれていた男の子の顔がとても近いとこにあった。
男の子に慣れていない私は一気に顔が赤くなるのを感じた。どうやら高瀬くんが後ろから腰に手をまわして支えてくれているらしい………
「悪ぃ、大丈夫か?」
「っ…あ、りがと………大丈夫だから…その……」
手を離してほしい……
その言葉は口に出せず喉の奥に引っかかった……
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