第1話

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「あのさ……」 彼が何か言おうとした矢先に先生から注意され、自分の席についた 内心ホッとしている…… あのままいたら私は固まったままだったろうし……… 「ねぇ」 「へっ!?」 呼ばれた方を見ると高瀬くんに抱きついていた男の子だった 彼は私の前の席らしい 「俺、神崎 蓮。蓮って呼んでよ!よろしくね?」 蓮くんは可愛らしい笑顔をむけてきた こちらも反射的に返してしまう 「木藤 奈月……よろしく、蓮くん」 少し笑いながら言うと蓮くんは顔を赤く染めて笑い返してくれた。 ………可愛い .
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