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私の名前は 北口 女流(きたぐち める)。
高校二年生。
今の季節は……、秋。
朝は涼しい風が窓を通って部屋に入り込んでくる。
あの告白からまだ一年も経っていないのに。
昨日の放課後、振られました。
「女流ーっ元気だしてよ!」
「そーだよ!ね?女流らしくないよー」
普段行動している2人が私を励ましてくる。
励ましてくれる分には嬉しいけれど、私の心はグダグダだった。
励ましてくれる2人に申し訳ない。
「うん。ありがとう」
「あ!そう言えばさ、面白いサイト見つけたんだぁっ!赤外線!赤外線!」
グダグダになりながらも私は出来るだけ表には出さないようにはしていた。
「んー、ちょっと待ってて!なんかメールがたまってる」
昨日からのメールが迷惑メール含め15通も受信されていた。
すると見覚えのない名前が表示されているメールが目についた。
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