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ダイニングにいけば他の仲間が談話していた。
「あ、おはようあずま。寒いね。」
あずまに気付いたエリーが振り向いて苦笑する。
それに答えながら席につくと隊内最年少であるレオンがこちらに走ってきた。
「あずまお兄ちゃんっ大変!カキ氷、カキ氷が降ってる!」
興奮のあまり頬を紅潮させながらはしゃぐレオンに口角があがる。
可愛らしいレオンの頭を撫でてやっていると、レオンを追いかけてきたらしい元光が歩いてきた。
「落ち着け。そんなに走ると転ぶぞ。」
朝起きたときから興奮状態のレオンの相手をしていたのだろう元光はややげんなりした様子だ。
「ね、ご飯食べたらお庭で遊んでいい?」
レオンの言葉に朝食を用意していたセレがエプロンを外しながら笑顔で言う。
「寒いですから、ちゃんと暖かい格好をするんですよ。」
「は~い!」
素直に返事したレオンが席につく。
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