始まり

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「はぁはぁ・・」 一人の男が森をさまよっていた。 ブーブー、携帯の電話がなっている。着信の相手は会社の上司だった。 しぶしぶ電話に出る・・ 「おい宇佐美何やってんだ!写真撮ったなら、さっさと帰ってこい。」 「はぁ・・えっと~ちょっと迷ってまして・・」 「はぁ!?」 予想通りの反応に俺は苦笑いした。 しばらくたって上司は呆れたように、 「お前のせいで今週号は終わりだよ!どうしてくれるんだ。 取りあえず、何としてでも帰ってこい!!」  ーブッと乱暴に切られた。 ったく・・ 「どうやって帰れって言うんだよ!クソジジー!」 無駄に叫んだ。 ガサガサ・・ 「ん?」 ガサガサガサ・・ だんだん何かが近づいてくる。 自慢じゃないが俺は超ビビりだ。・・と心で思った瞬間! 「う、うわわぁぁっ!!」
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