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彼女の長い髪の毛を丁重に梳かす。
思えば昨日、この髪の毛を洗ったのも私だったな。
浴槽に浸かる、彼女の純白のような白い肌に見取れていたのを思い出した。
彼女はとても綺麗に育ったと思う。
彼女が小さい頃から見ているが、とても立派になり、この家の後継ぎとして申し分ない。
――私はそんな彼女に"恋心"を抱いている。
彼女は気づいていないと思うが…。
「痛いっ!」
お嬢様のその声で我に返った。
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