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兵士
「何?
貴様、名誉を捨て命を取るか?
人類を超越できる機会を捨てると言うのか?」
ヘル
「超越なんて言ってるけど、実際は機械人形動かして死ぬだけじゃないか。
人類を超えるなんて、所詮夢物語だよ。」
刹那、頬に強い衝撃が飛んできて、激痛が走った。
それが殴られたと感じたとき、兵士に怒りの感情がむき出しになっていることに気づく。
兵士
「おい、こいつをバルド少尉のもとにつれていけ。そして牢にぶちこんどけ。」
兵士は後ろにいる他の兵士に命令した。
結果的に、俺には死ぬこと以外の道がないのか?
俺は兵士たちによって、一風変わった部屋につれてこられた。
中に入ると、一人の30代ぐらいの男が、窓から外を見ていた。
この男が、さっき兵士が言ってたバルド少尉だ。
バルド
「どうしたんだい?こんなところに学生なんかつれて来て。」
兵士
「はっ、この者がロッド部隊に配属されるのを拒否したため、少尉に牢への収容許可をいただきに参りました。」
それを聞いたバルド少尉は、少し考える素振りを見せて、仕方ないと思わせる言い方で言った。
バルド
「いいぜ、許可する。
ただし、手荒にしないように。」
これだった。
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