プロローグ

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街外れの片隅、誰も知らないような場所にその店はあるらしい。 壊れてしまったものを、何でも直すことができる店。 はたしてその話が噂なのか、はたまた都市伝説か何かの類なのかはわからない。 誰もその店に入ったなどという話は一切無い。 実際に存在しているのかさえ誰一人として知るよしもないのだ。 泡沫のように曖昧な、その店に私は出会った。
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