1話目 一本杉の花子さん

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「うん!このハンバーグ美味しい!」 「そうかな?何か焼き過ぎたような気がする」 「…………………」 僕達が食べていると僕はふっと疑問に思う事があった。 「ねぇ。今までご飯はどうしてたの?」 「うん?ご飯は勝手に取って食べてたよ」 今すぐ彼女を警察に突き出しに行きたかったが盗み食いした幽霊を捕まえて来ました。と言ったところで相手にされないだろうと思い、その考えをやめた。 「だけど、これが大変なの。 人の目に防犯カメラをかいくぐりながら持っていかなきゃいけないんだ。 店で食べようにも食べているところを誰かに見られたらおにぎりを食べる幽霊がいるて大騒ぎになるから大変なんだよ」
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