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そこで最後にハンバーグの切れ端を食べた。
「こうしてどうどうと目の前で食べれるのが嬉しいんだ」
彼女は僕に笑いかけた。
彼女はごちそうさまと言って皿を流しに持っていった。
人に喜んでもらったのは家族を覗けば初めてだ。
なんだか久しぶりだな。
僕は味噌汁をすすった。
その後、食器を片付けて下に降りることにした。
「ねぇねぇ。どこに行くの?」
「下の蔵書だよ」
「ねぇ。私も一緒に行っていい?」
どうせ、拒んでもついてきそうだから僕は頷いた。
「うわぁー!たくさんある」
彼女は子供のようにはしゃいだ。
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