1話目 一本杉の花子さん

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実際ろうそくで照らしている辺りに沢山の本が見えるけど、ろうそくで照らしきれてない暗い所にもまだまだ沢山ある。 それからどの本にしようか選んだ。 今日はこれにしよう。 「おーい。もう行くよ」 僕の呼ぶ声に返事をし、暗闇から現れた彼女は…… ……彼女が隠れるほどに積み上げられた本を持っていた。 「………それ全部読むの?」 「うん」 僕はため息をついた。
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