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僕がふと、夕暮れの空を見上げたら女の子が僕の所に落ちてきて頭と頭がぶつかった。
彼女は僕と違って自殺する事に成功したのだろう。
そして僕は彼女の頭に思い切りぶつかった。
あぁ。僕は死んだな。
周りではざわめき声に、痛がる綺麗な女の声。
でも、もう死ね僕には関係ない事だ。
「ねぇ。ねぇ!」
誰かが僕を揺すっている。
でも、無視だ。
「ねぇてば!」
本当にしつこいな。
「なんで幽霊の私に触れる事が出来たのよ!」
「えっ?」
僕は体を起こし、ぶつかった頭を触ってみた。
まだ痛みはあるけど怪我はしていない。
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