63人が本棚に入れています
本棚に追加
ここは強襲仕掛けて新たな情報をゲットすべきかな……。
でも、10人単位で行動してる看守を相手にするのは、その、とてつもなく怖いよ~
でも、そうしないと、今さりげなくピンチかもだし……。
「ど、どこだっけ……?」
すると、運からのプレゼントか迷子の看守が目の前に現れた。
チャ、チャンス!!
後々思えば、罠の可能性も無くはなかったけど、余裕なくしたウチは強襲を実行。
後ろから近寄って、右手と左手の手枷を繋ぐ鎖で、そいつの首をぐっとこちらに寄せるの。
「そ、そちらの情報を、開示するべきだよ!そしたら拘束を解くかも!!」
途端に、背筋に寒気が走った。強い殺気を持った誰かが近づいてるの!?
「うぎっ……。助けっ」
看守は叫ぼうとした。
ウチの攻撃に対して、というよりウチの背後からやってくる気配に対してのようかも。
新手のボス的存在の敵かも、ピンチ……。
急いで全力疾走へ移行す--
「うるせー(うるさい)黙れ! 」
一組の男女の小声と共に、看守の助けも虚しく力一杯のゲンコツが看守とウチに落ちた。
最初のコメントを投稿しよう!