鉱物の巫女と大監獄

表紙 Making a Vow.

魔術社会裁判所へ

科学より魔術が発達した『グレストリア』

そこに存在する世界最大規模の監獄…
それがここ『廃墟の町（ホロバスタウン）』

ゴーストタウンを買い取りつくりあげた監獄。

最新の魔術による警備システムの導入。世界レベルの強者が重役を勤め、ここに収容されたら、死ぬまで外の空気が吸えないと言われている。

もちろん今までの脱獄者はゼロ。

しかし、

この『廃墟の町』にて世紀的事件が起ころうとしている。

犯人はここに収容されてる三人で結成された小さな怪盗団。

私は全力で捕まえるつもりだが、念のためにこの報告書を書く。

writtten by G

創世記546年12月5日正午過ぎ事件発覚

自動書記『物語を語る者』を起動。

※この報告書は裁判やもし脱獄が成功してしまった場合のその後に役立てるために、最新の自動書記を導入し、当人達の視線で書かれる。

よって、最重要プライバシーにより私はこれを閲覧しないことを誓う。