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一年後、新しい子供がいつものように新しい子が孤児院に入ってきました。
女の子でした。
子供達も大人達も歓迎しました。
いろんな子と遊び、手料理はとてもおいしい。
女の子は大満足でした。
でも女の子は気づきました。
どうやら様子がおかしい。
部屋の隅では、あちらこちらでジャンケン大会。
大人はその様子を楽しげに眺め、子供達は笑みが薄れるほど真剣な眼差し。
そして負けてしまった子は顔を真っ青にするのです。
負けた子は負けた子同士でさらにジャンケン。
女の子は近くの男の子に尋ねました。
「何でジャンケンをするの?」
男の子は答えました。
「ルールだからさ」
「どんなルールなの?」
「負けた子は罰ゲームなんだよ」
「どんな罰ゲーム?」
「そんなの知らないよ」
男の子の目は笑っていません。
女の子は訊くのが怖くなって黙りました。
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