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クラスのみんなはこの突然の来訪者たちに驚いて声も出せない。
と思ったら、男子たちはオネエサンの胸元に釘付けで声が出せないようだった。
と思って見回したら、三分の一ぐらいは、太ももの方に釘付けだった。
なるほど、男子の嗜好の比率は、そんな感じか。勉強になるなあ。
一条路センセイはどうだろうと思って見ると、ちょっと眉をひそめた感じで、船長の方を見ていた。
さすがじいさん、枯れている。
がじゃがじゃがじゃっといった感じで、船長が太った海賊に向かって何かしゃべった。
聞いたことのない言葉だ。もちろん英語じゃないし、中国語とか、フランス語とかとも違う（たぶん）。
太ったほうも、がじゃがじゃっと言葉を返す。
返しながら、あたしたちの方をぐるっと見回した。
あたしたちのことを話してるの？
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