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普通の市立の高校に通う私、戸叶 愛 トカノ マナ は現在高校二年生の青春真っ盛り。
勉強なんて適当で、毎日面白可笑しく日々を過ごす。
現代人にはよくありがちな思考回路で特に何事もなく生きてきた。
今日もそのはず。
いつものように早起きして、メイクして、髪巻いて、ちょっとだけ教科書を鞄に詰めて家をでる。
そうして放課後は遅くまで友人と遊んで帰るのだ。
「あ!愛っ!私今日予備校あったの忘れてた!ごめん先帰るねっ」
途中まで同じ日常が今日は後になって崩れたのだ。
「えー!!今日は久々美波とプリいこうと思ってたのにぃ~?」
「がちでごめぇん!今度埋め合わせするからさ!ねっ?」
愛が渋々頷くと友人の美波は足早にそこを後にした。
「あーあ。暇になっちゃった…」
日が傾き出してそこに影を作る。
そんな路をみているとついつい思ってしまう。
(歩いて帰るの面倒だな…)
今日はそれで終わり…かと思われたその時、なにか光るものに照され辺りを見た。
「え、なに?」
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