行き当たりばったりの人生

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「はーなーしーてぇー!!??」 ジタバタと暴れまわる愛をどこか入り組んだ路地の中間にたつその建物内に入れられた。 「全くうるせぇ女だな!ちょっとは静かにできねぇのか!」 呆れるようにそう吐き捨てる男を睨むが、男はすぐさまとある一室に愛を閉じ込めた。 口にもせよ手に脚に堅く縄を結び、これでは逃げるどころかきつすぎて跡がつきそうだった。 そのまま横に寝かされ、愛が身動きとれないことを確認すると、男は愛を残し部屋から出て行ってしまった。
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