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ホームルームが終わり、俺の席まで走って来る変態
逃げる早苗…
「文也!早苗ちゃんと何を楽しそうに話してたんだ!白状しろ卑怯者!鬼!悪魔!」
「ただの世間話だよ、鬼、悪魔は言い過ぎ、それに俺は早苗のことなんとも思ってないって言ってるだろ?」
「だよな!親友!お前は俺と早苗ちゃんの恋のキューピッドだよな!な?」
「そこまでは言ってない!それに早苗はお前のこと嫌いだって、なよなよしてて気持ち悪い目でこっち見ないでほしいってよ」
「嘘だ!天使の早苗ちゃんがそんな酷いこと言うはずない!」
(がんばれ文也!その変態に私のこと早く諦めるように言って…)
ギリギリ俺達が見える位置から祈りを捧げる早苗の心の声
「さては文也!ホントは早苗ちゃんが好きで俺が諦めるように嘘ついてるだろ!」
「そんな訳ないだろ、それなら直接早苗から聞けよ」
「天使の早苗ちゃんに話しかけるなんて大それたこと俺に出来る訳ないだろ、天国にいっちまうぜ」
こいつの早苗病はとうぶんの間治りそうもない…
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