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「大輔君~~!」
優は大輔に抱きついて手を繋ぐ。大輔が手を振り払おうとするが離れない。
「離さないよ!だって、僕は大輔君が大好きだもん!」
「…!?気持ち悪い!!」
「早く行こう?」
優が大輔の手を引っ張り太鼓の前にいく。
「とりあえずさいたまやれ。」
「はい!!大輔様!!!」
「優……なんか悪いものでも食べたか……?」
「いや……別になにも」
優がさいたまを叩きはじめると、
「確かに早いけど簡単じゃん……」
しかし、その余裕は『今日のご飯』にかきけされる。
「え………この速さで七連打!!?」
結局、終るときにはゲージは一つも溜まっていなかった。
「あーあ、なんか今日も怠いや……もう、帰ろうか瞬。」
女の人影、そして後ろには男の人影
「お前はいつもそうだな。大会に優勝する気はないのかよ」
男が言う
「なるようになるわよ。あーあ話すのも怠いや。もう、話し掛けないで………」
「……こいつ……」
そして、二人は去っていった。
「なんだあいつら………」
大輔は唖然としていた。
「あの人……見たことある………男の人のほう………」
「ああ………あの人は前に俺を倒してブロック大会にコマを進めたやつだ。でも、女は見たことないな……」
優が笑って
「あの女の人は大したことないって!!」
そして、大輔も笑って
「まあな!!練習しないもんな!!」
しかし、彼女が意外にも大きな壁として大輔達の前に立ちはだかるということはまだ誰も知らないのだ
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