疾風迅雷

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「うーん、こうもギクシャクしてると私達がここにいてもいいのかって、気になるわよね~マユミンからも連絡ないし。」 「ですね、電話かけても繋がらないっすわ、ここが第二の警察署って感じで入り浸ってましたが、さすがに紲ちゃんがいないとな...。」 さすがの重苦しい空気に、香月も岩瀬も少し戸惑っている様子。 黒服やメイド達も、お嬢様の癇癪はいつものことといえど、澪葉の解雇には驚きを隠せていない。 垣本も帰ってきておらず、そちらの心配が募るばかり。 「まぁ、私達は私たちなりに動けば良いんじゃないですかね?自由なのがいいことですし、ここなら本質はブレずにいれそうですしね!」 岸田にしては珍しくまともな発言に香月は成長したわねと、親が子を眺めるように微笑んでいたのは内緒の話。
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