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新学期1日目なので今日は三時間で学校が終わった。帰りのHRも終わり、帰り支度をする。すると秋が
「なぁ冬樹!今日どっか遊び行こーぜー!」
学校がせっかく早く終わったんだから遊びに行きたいと言ってきた。めんどくさい。
今日は変に気合いを入れて朝起きたから、眠たくて仕方がない。
「今日はいーよ。始業式で疲れたし、帰って寝たい。」
「なんでそーつれないんだ冬樹!俺との友情や愛情を深めたくないのか?」
「なんで愛情まで深めなきゃならないんだ。それより俺はベッドと深く愛情を育みたい。」
「若いんだから遊べよっ!」
「俺は眠たいのっ!」
と、この後もこんな言い合いをしばらく続けた。すると
?「何やってんのよあんた達は!今日は時間あるんだから部活に決まってるでしょ!」
「うわっ!凛!いつのまにっ!」
「また音もなく近寄ってきた!お願いっ!殴らないでっ!」
?「人を暴力女呼ばわりしないでよ!そんなに殴ったことないでしょうが。」
「いっぱいあるもんっ!」
「そーだそーだ!」
?「ふんっ、だいたいあんた達が殴られるような理由作るからよ。」
「認めるんじゃないか。」
?「うるさいっ!」
「ごめんなさい(´・ω・`)」
この怖い女の子は津村 凛歌。
同級生の女の子。怖い。かなり怖い。可愛いのに怖い。
俺たちは部活をやっている。去年潰れそうな文芸部を秋が部室を私物化したいがために入った部活だ。その際、俺とその時同じクラスだった凛が部員を増やすために無理やり入らされた。
だが凛も部室が利用出来るということで、ボードゲームやら本やらを持ち込み私物化し、楽しんでいる。
凛「新学期も始まったし、さっそく部室でトランプやるわよっ!」
「えーやだよー!凛も冬樹もトランプちょーつえーじゃんかー。俺勝てないからつまんないもん。」
「それはお前が弱すぎるだけだろ。」
秋は考えなしにやるからいつも負けている。オセロにいたってはもう小学生にも負けるだろうという腕前である。
「とにかく!みんな部室に行くのよ!どうせ暇でしょ!」
「えー、ゲーセン行きたい。」
「帰って寝たい。」
「行くのっ!!」
秋&俺「はーい。」
そうして俺たちは部室に行くこととなった。
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