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そうして皆で文芸部(笑)の部室を綺麗に片付け、部室の鍵を閉め、職員室に鍵を戻しに行き、学校を出た。
「じゃあ、また明日なー。」
「おやすみー。」
「いやそこはまた明日だろ。じゃあなー。」
こうして俺は2人と別れて、布団の待っている家にやっと帰れることとなった。
時刻は昼3時。昼寝するならまだギリギリ時間はある。良かった!早終わりって良い!予想してなかった部活もあったけど!
さっさとうちに帰ろう。
帰って布団にくるまり、携帯をいじりつつゆっくり眠りに落ちよう。
そんな風に思いながら家に向かっていると、部活よりも予想してなかった信じられないような出来事に遭遇することになる。
それは家の近くの曲がり角で起こった。
大切なことだから言っておく。
俺は何の特殊能力も無い、ただの1男子高校生だ。外見も普通くらいだ。だから曲がり角の女の子マジックなど信じていない。アニメや漫画は好きだが、実際に起こるはずなんてないと、理性に忠実に生きてきた男だ。
まさか、まさかこんな事が起きるとは。
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