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俺「ってことで昨日帰り道、小夜と会って話した。」
秋「なんでお前ばっかり仲良し出来んだよおおお!!!!」
「うおっ!ぐあああ!」
秋に思いっきり首を握られ、揺さぶられた。
登校してすぐ秋に昨日小夜と会って話したことを話したら恐ろしく嫉妬されてしまった。何でも昨日小夜とあまり仲良く出来なかったのに俺が先に仲良くなったのが、秋としては悔しかったみたいだ。
ちなみに昨日の小夜の漫画の話は秋にはしていない。てかしちゃダメだよな。これは秘密だよな。
小夜から言ったら別だけど。
「まぁ昨日、小夜に秋とかとも仲良くしようなって言っておいたから、今日から仲良くしたらいいだろ?」
「なんか冬樹に仲取り持たれたみたいで悔しいなー。でも小夜ちゃんとは友達になりたい。」
「友達になるんだから別にいーだろーが。あ、ほら小夜来たぞ。」
「小夜ちゃーん!!!おはよぉーう!!!」
秋は教室に入ってきた小夜に手をブンブン振ってる。また小夜は驚かされた。こいつは昨日失敗したのをもう忘れたのか。
小夜は少し引きながらも小さく秋に手を振っていた。
「見た??見た冬樹?!小夜ちゃん手振ってくれた!友達だー!!やっほーい!」
いやいや喜び過ぎだろ。秋は机に手をついてピョンピョンしている。だから高2でピョンピョンすんなって。小学生か。
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