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体育館の前にクラス分けが表で貼り付けてある。
女子達がもうそれはキャイキャイと表を見ては話ている。
ピョンピョン跳ねながら歓喜している女子達。あぁ、いい光景だ。こう、スカートがフワッフワッとヒラヒラしてる感じが、あぁ。
おっと。いかんいかん。
俺も表を見ねば。このクラス分けが1年を分ける。いいクラスならば1年間楽しく過ごせる。これはもう揺るがない理論。
俺「よし、俺もクラス分けを見ようか━━」
?「うおおおおおおおお!!!!!!!!!」
とてつもない叫び声と共に、向こうから突進してくる男の姿が!
「なんだぐわっぶえぇっ?!!!」
思いっきり懐に飛び込まれた。
飛び込まれた拍子に男と2人で転がる。
すると
?「おい冬樹!今年も同じクラスだぞう、もうやべえな!今年も楽しい1年になるな!俺は嬉しいぞおおお!!!」
今度は思いっきり抱きしめられる。
何故新学年1日目から男に抱きしめられてるんだろうか。
てか痛い!
「ぐあああ!痛い!腕が絞まってる!お腹をキツく締め付けてる!わかったから離せ!」
おおこりゃすまん。と男は抱きしめていた腕を離した。
「で、今年も同じクラスなのか俺と秋は。」
立ち上がり服に付いた砂を叩く。
秋「もう運命だなっ!結婚するかっ!」
「せんわバカたれ!」
なんだよケチーと口を3みたいにしてブーブー言ってるコイツの名前は和泉 千秋。
この高校に入って1番最初に友達になった、いやなってしまったうるさい奴だ。
また同じクラスなのか。
退屈はしないんだが、ちょっとうるさいんだよな。明るいだけが取り柄、がとても似合う男だ。
「今年はC組だぜっ!楽しいクラスにしようなっ冬樹っ!」
と、すごい笑顔で俺を見てくる。輝いてる。あぁ輝いてるよ秋。まぶしいよ。目が痛いよ。新学年1発目からフルスピード。飛ばしすぎだと思う。
「元気だなお前は。まぁいいか、とりあえず俺来たばっかだから他のクラスメートも確認したいんだけど。」
「あ、そうだな。俺も冬樹の名前見てお前探して見つけて飛び付いたから他の奴全然見てなかったわww」
いやいや何だよソレ。クラス分け全部確認してから来いよ。と心の中で思いながらも、クラス分けを見に俺たちは体育館の前に向かった。
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