第1話 新学期。

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━━━━━━ 先生が教室を出て一息ついていると教室が何だかざわつき出した。 女「あの人が噂の子でしょ?」 男「らしいなー。去年の11月に転校してきて成績優秀だけど謎ばっかの女子なんだってな。」 女「なんか近より難いねー。雰囲気が不思議過ぎるよね。」 男「まぁ触らぬ神に祟りなしってな。変に関わんなきゃ大丈夫だって。」 誰のことだ?と話している男女の目線の先を見てみると1番端の1番後ろの席に座っている女の子を見ていた。 見た感じとても大人しそうですごく可愛い子だった。確かに不思議な雰囲気が漂っている。 「俺、あの子の噂聞いたことあるよ。頭ちょー良くて、運動も出来るんだって!しかも美少女だよな!」 「へぇー。俺全然知らないんだけど。転校してきた子がいるってくらいしか聞いたことなかったよ。」 「あの美少女を知らないなんて冬樹なかなかダメな奴だな!それでも男か?」 「知らないくらいでなんで男であることを否定されるんだよ。仕方ないだろ、他のクラスに友達あんまいねーもん。」 てかダメな奴とまで言われる理由がわからない。 「よしっ!俺あの子に話しかけてくるっ!」 「えっ!お前すごいな!」 「任せろっ!俺は友達を作るのが1番の特技だっ!」 秋は(`・ω・´)←こんな顔してフンッと女の子に近づいていった。 何か話してる。でも一方的に秋が話しているように見えるのは俺だけだろうか。てかあの子完全に秋に圧倒されてないか? すまん。うちの秋が君に迷惑をかけて。 心の中で女の子に謝っていると秋がホコホコした顔で戻ってきた。 「で、どうだった?」 「あのね!困った顔されてよくわかんないって言われた!」 「え?な、名前は?」 「わかんなかった!」 「そ、そっか。」 なんで笑顔なんだ。なんでそんな元気なんだ。お前はあの子を困らせだけで帰ってきたのか。 仕方ない。あとで秋連れて謝りに行こう。 「おーし、HR始めるぞー!」 真木先生が入ってきたので、謝りに行くのは次の時間にする事にした。 ━━━━━━
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