さよなら君の声
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「それ以上に幸せだったんだよ? 翠に出会って琥珀が生まれた。わたしには何もなかったのに、君が全部くれた。だから、今はそんなに怖くないよ」 「瑠璃」 俺は彼女の華奢な身体をぎゅっと抱き締める。 彼女も俺の背中にすっと手を回してきた。
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