第一回!チキチキ神様選抜大会!

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俺が聞くと、おっさんはやけに真剣な表情になり、 「それは、君にあるお願いをするためだよ」 と言ってきた。 「…お願い、とは?」 思わず俺も真剣に聞き返す。 だが、何となく予想はついていた。 神様に呼ばれてする事と言えば、異世界への転生召喚。 大体死んだ奴に多いが、生きている奴が転生した所で、おかしくはない。 まあ、別に俺は今の世界に拘りは無いので、異世界へ行くのは別に構わない。 問題は、転生するとしたら、一体何になるかだ。 吸血鬼?天使?いや、俺は天使って柄じゃないな。逆に悪魔って感じだし。でも悪魔は嫌だなぁ。どうせなるなら魔王がいい。 そんなジョブチェンジの心配をしている俺に構わず、神様は言葉を続ける。 「…君には、神様になって、世界を救って貰いたい」 …わぉ、まさかのVIP待遇。 こうして俺は、神様になることが決定した。
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