第一回!チキチキ神様選抜大会!

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…なんてこった。 俺は目の前が真っ白になった後、後悔していた。 あそこでユウシの茶番に付き合わず、逃げておくべきだった…。 俺は、激しく後悔していた。それはもう、自殺するレベルまでは。 …ウソです。ちょっと盛りました。 まあ今更後悔したってもう遅い。 俺ってば、どうやらまたユウシに関する事に巻き込まれちまったみたいだっ、てへっ☆ って全然可愛くねぇよ。どっかに可愛い子いねぇかな。 なんて事を考えながら俺は閉じていた目を開ける。 俺は、驚きを隠せなかった。 とても巨大な城。その周りに広がる城下町。 見慣れない服を着た人々が街中を闊歩し、同じく見慣れない動物や植物が見受けられる。 恐らく自分達の居た世界と異なる世界ーーー異世界と呼ばれる場所の風景。 そんな風景が、今俺の目の前にーーー広がる筈は無かった。 いつもと同じ景色が俺の目には映っていた。 おかしい。俺はさっきあの魔方陣の中にいたような気がしたんだが。 「ま、どうでもいっか」 周りを見たがユウシはいなかった。 どうやら無事にこの世界から居なくなったようだ。 まあ、無事かは分からないが。 俺はイケメンが1人この世界から居なくなったことに深く感謝し、学校へ行くことにした。
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