君と僕の恋愛感覚

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「…あ、ごめ」 いきなり。 いきなり、手を離すひろくん。 いつもだ。 近寄りすぎて 離れすぎて。 頬を赤く染める君の目は きょろきょろと泳いでる なんのごめん? オレの分からない次元で 線は引かれてる。 「ふん」 セットに向かえば 追うように君の視線。 素知らぬ顔して たまには微笑んでみせて 付かず離れず、なんて オレには得意分野だけど そろそろウンザリだ。 このまま永久にこうなら そんな予感さえして…。 百年だってこんなしてそうな 危うそうで安定したライン。 こんなの思わせぶりだ。 見え見えの好意で カンタンに触れないで。 それが本気でも軽はずみでも。 後悔したって知らないからね? .
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