君と僕の恋愛感覚

5/11
前へ
/456ページ
次へ
「あ、蒼…くん」 待つ必要なんか無いのに、 楽屋にはなぜか君が居て。 次の仕事があるんだろうに それはよくあることで…。 そりゃ間が空くんだろうけど 移動してからゆっくりすれば 「オツカレ」 ぷちぷちボタン外して、 衣装のシャツから私服に 「お疲れ、蒼くん」 「時間、いいの?」 「や、そろそろ行く」 「ふうん」 ひろくんは壁にかけてる ハンガーの上着を取る。 後ろ姿はホントなで肩。 シャツのうなじんトコ、 生地が余って浮いてる。 かわいい。 衣装のシャツをソファーに投げて 君の背中に吸い寄せられてく。 「…わっ、そ…蒼く」 上着みたいに、ぎゅーっ。 甘いにおい。 うなじに唇が触れて。 ちゅーした。 流れで。 うや、 気持ちに任せて。 「…ねぇ、好き」 どしよっか? オレたち、これから。 .
/456ページ

最初のコメントを投稿しよう!

705人が本棚に入れています
本棚に追加