君と僕の恋愛感覚

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しばらく会わない日があって。 久しぶりの勢ぞろいで 収録がまあまあ押したけど なんだか楽しかった。 みんなと居ると安心する。 もう収録も終わり間際。 「お腹空いた」 オレのつぶやきに閨くんが笑う。 「終わったら飯行く?」 「行く」 後が空いてんだ…珍しい。 楽屋に戻りながら、 最近食べた美味しい店の話とか 最近ハマってる鍋に行くことに いつの間にか、なっていて…。 オレ、マイペース言われるけど そんならコイツはマイウェイだ。 ごーいんぐ、まい、うぇい 「わ」 ぞくっと、した。 背中がぞくっと。 振り向いたらひろくんが あわてて目をそらした。 あー。 そっか。 でも誘えない。 君はまだ仕事あるでしょ。 いちいち見られてんのは 気付いているけど。 逸らされたらちょっと イジワルしたくなる。 ちゃっちゃと片付けて 次に向かいますな君に 「お仕事がんばれ~」 オレ的にはイヤミ混ぜたのに 君は照れっと笑って手を振った。 うわ、天然すぎる。 超危険だ…これは。 .
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