君と僕の恋愛理論

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[ねぇ、遊びに行っていい?] 甘く響く声で 君が囁きました。 ケータイ越しは見えないのに 君がドアの前に佇んでる気がして 思わず玄関を開けた。 「…どこ居るの?行くよ」 居るわけないんだ。 だけど、すぐ会いたくて。 だって居るかと思った。 もう会えると思った…。 日を跨ぐ、少し手前。 深夜の夜を車で走り出した。 会いたい 今すぐ会いたい その声を 傍で聴きたい 腕の中で聴きたい 難解な思考が生まれた なに?腕の中って。 着いた場所で君は微笑んで オツカレサマって、呟いた。 .
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