君と僕の恋愛理論

6/8
前へ
/456ページ
次へ
「ん…」 掛け物を上げられて寒かったのか 君の手が温度を探して…。 俺の胸に頭ごとすり寄った。 くすぐったいふわふわが 顎に当たって 混乱してきた。 何で? 何がどうして 何でこうして 君の声 君の色 君の熱 君の香り 甘く滴る奥の蜜 すべて素数 重ね合わせたら 絡まる指 立てる爪 高まる鼓動 速まる律動 握りしめた痕に 零れてゆくのは 何の証明? 何の為の証明? たった一つの答えのための たった一つの答えに着くため 愛の証明?(仮) .
/456ページ

最初のコメントを投稿しよう!

705人が本棚に入れています
本棚に追加