アンチリブラルト

10/10
前へ
/399ページ
次へ
三日後…… 自由都市タウニス 反政府勢力のアジト前 シンとオリバーは反政府軍と共に、帝都へ侵攻することとなった。 別に政府を潰すつもりは無いのでレイズィ達に協力はしないが、何故メイティ隊が壊滅させられたのか、その理由を上層部に問いたかったのだ。 「おお、やっぱり似合うなぁ」 シンとオリバーは鎧姿だと目立つため、レンが買ってきた服に着替えていた。 オリバーはカジュアルな格好で金髪とも合っているように見える。 シンは袖無しの黒服にジーンズだが、腰に差す剣にはまだメイティ隊の布を巻いていた。 そして腕には黒いマフラーのような物を巻いている。 「そのマフラーって、大戦時にリブラルト軍が支給されたやつだろ?」 レンの言葉に、シンは驚いた。 「……よく知ってますね。軍属だったんですか」 「ああ、ノーディス隊に……ね」 レンは懐かしそうな顔をしてどこか遠くの方を見つめて微笑んだ。image=444921681.jpg
/399ページ

最初のコメントを投稿しよう!

243人が本棚に入れています
本棚に追加